飯南町の歴史と文化 ホーム サイトマップ 飯南町の歴史と文化
指定文化財
◆指定文化財解説

木彫坐像八幡三神像【国指定重要文化財】

 これらの神像は1326年(嘉暦元年)に「大佛師山城國鏡覺」によって制作され、赤穴庄の地頭であった紀季實によって赤穴八幡宮へ奉納されたことが、八幡神坐像(中央)の胎内から発見された木札からわかっています。
 鏡覺は、これらの神像の作風から平安時代後期以降、京都を中心に仏師の一派を築いた「院派」の流れを汲む人物ではないかと考えられています。この時代、中央の仏師の手による神像が地方に残ることは稀で、また制作された神像の年代・作者・結縁者が明らかになっている点でさらに貴重な事例であるといえます。これらのことから昭和34年に国の指定を受けています。

  • 区分:彫刻
  • 指定年月日:昭和34年6月27日
  • 所在地:上赤名

息長足姫神坐像

八幡神坐像

比売神坐像

木造 息長足姫神坐像
鎌倉時代 像高44.2cm

ヒノキ材の寄木造。髪・眉・目に墨、唇と結髪の紐に朱が施されている。

木造 八幡神坐像
鎌倉時代 像高72.4cm

社伝では大鞆和気命とされる。カヤ材による寄木造。着色は、冠・頭髪・眉に墨、唇に朱がわずかに残っている。唇の下と顎に一ヶ所ずつ小孔があり、当初は植毛があったと考えられる。

木造 比売神坐像
鎌倉時代 像高44.8cm

ヒノキ材による寄木造。髪・眉・目に墨、唇と結髪の紐に朱が施されている。頭髪や着衣の装飾、その面貌には息長足姫像よりも若々しさが表れているという。

奥飯石及び周辺地域の積雪期用具【国指定重要有形民俗文化財】

雪ぐつ
雪ぐつ

 奥飯石と呼ばれる飯石郡南部の地域は中国地方でも屈指の積雪地帯として知られています。雪とともに生きてきたこの地域では、厳しい自然環境の中で、独特の民具が生み出されました。
 飯南町を中心に中国山地の積雪地帯で製作・使用されてきた「雪」に関する民具150点が昭和43年に国の重要民俗文化財の指定を受けました。この民俗資料は当時の頓原町在住であった勝部正郊氏が民具の重要性を訴え、昭和30年代から収集にあたられたもので、指定後の昭和45年、当時の頓原町へ寄贈されました。現在は飯南町民俗資料館に収蔵・展示されています。

  • 区分:有形民俗文化財
  • 指定年月日:昭和43年5月31日
  • 所在地:頓原

オオサンショウオ【国指定特別天然記念物】

 オオサンショウウオは特に指定地域を定めない特別天然記念物として昭和27年に国の指定を受けています。日本と中国、アメリカ大陸の一部にしか生息しないとされる世界最大の有尾両生類であり、数百万年以上もの昔からほとんど進化していないことから「生きた化石」とも呼ばれています。
 日本では岐阜県以西の本州から九州の大分県あたりまで分布しているとされ、流れが緩やかな清流を生息地としています。飯南町においても神戸川上流域を中心に生息が確認されています。

  • 区分:特別天然記念物
  • 指定年月日:昭和27年3月29日
体長120センチを超えるオオサンショウウオ
体長120センチを超えるオオサンショウウオ(町内神戸川)

 

▲トップ ▲リストに戻る

〒690-3207 島根県飯石郡飯南町頓原2084-4番地 飯南町教育委員会 TEL:0854-72-0301 FAX:0854-72-1354  記事・画像転用禁止