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飯南町だより
 ◆飯南町だより

 鉄ちゃん&鉄子さんも必見。                                                         

  赤名の町(銀山街道赤名宿:島根県飯石郡飯南町赤名)でちょっといいもの(もしかしたら、すごく貴重なものかも)を見つけましたのでご紹介します。

 この建物は昭和11年ごろに、出雲市と三次市を結ぶ省営バス雲芸本線の赤名駅の駅舎として建てられたもので、現在は飯南町が 所有し、駐車場などとして利用されています。

 実はこの建物、鉄道の古レールを使って建てられているんです。

 写真は、この建物に使われているレールを加工した柱です。見えづらいですが「KRUPP 1902」、全体では「KRUPP 1902.XII.K.T.K」と刻印されています。

          「  KRUPP   1902.XII.   K.T.K   」
           (製造会社) (製造年月) (発注者名)


 この古レールは1902(明治35)年12月にクルップ社(ドイツ)が製造したもので、関西鉄道(もしくは九州鉄道)が輸入し使用していたことが刻印によって分かるそうです。
 100年以上も前に海外で造られたレールが私たちの身近で使われていたなんて。ちょっとびっくり!!それになんだかロマンを感じませんか?

 

 日本で最初の旅客鉄道の開業は1872年、九州八幡の官営製鉄所において国産のレールが作られ始めるのが1901年、1927年頃までは 輸入レールと国産のものが併用されていたとのこと。現在、国内では、10ヵ国、90社の輸入レールが確認されているそうです 。(この時期のレール、造られた国には、ほとんど残っていないそうです。)
 当時、鉄は貴重品。レールの役目を終えても 「もったいない」 から再利用されたよう。リサイクルが叫ばれている今日ですが、ものを大切にする心は私たちの国の伝統のようですね。

 さて、赤名駅舎には、「1902 KRUPP」のほかにもたくさんの古レールが使われています。あのCARNEGIE(いわずと知れた「アメリカ の鉄鋼王」ですよね。) 社のものも。全容と詳細は現在調査中ですが、皆さんもご覧になりにいらっしゃいませんか?
 「お~ここにも」「ありゃ~ あそこにも」 古レールがいっぱい発見できて楽しいですよo(^o^)o


                                           参考文献:『鉄道考古学を歩く』浅野明彦 1998 JTB
                         ※「鉄ちゃん」「鉄子さん」の呼称はRailfanへの敬意と愛着をこめて使用しています。

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