飯南町の歴史と文化 ホーム サイトマップ 飯南町の歴史と文化
飯南町だより
 ◆飯南町だより

 120年ぶりの里帰り                                                              

江戸時代、赤名峠に建てられていた石碑が120年ぶりに、里帰りしました。
 
 1832(天保3)年、広島藩によって赤名峠に設置されたこの石碑は、明治期の道路改修にともなって撤去され、瀬戸八幡宮(三次市布野町横谷)へ移されていました。


 石碑が設置されていた赤名峠は、古くから山陰と山陽を結ぶ街道が通じ、この街道は「出雲路」「出雲街道」と呼ばれてきました。そして、石見銀山から尾道へ上納銀が運ばれた銀山街道でもあります。去る6月24日、世界遺産委員会による石見銀山遺跡の審査がはじまるのを前に、登録を応援しようと赤名峠へ石碑の移設復元が行われました。


 この催しは布野町まちづくり連合会が中心となって実施されたものです。当日は、石碑が載せられた大八車を参加者で引っ張り赤名峠まで運搬し、街道脇の県境付近に設置されました。続いて無事に設置が終了した石碑を囲み、記念のセレモニーが開催され、参加者およそ150人がともに喜びを分かち合いました。


 セレモニーの中で主催者の方が
  「江戸から明治という時代になり、当時は石碑を破壊したりする例が多い中、横谷村では神社の境内に移され、現在まで大切に保存されていたことに幸運を感じる」とおっしゃっていましたが、石碑は長い年月が経過していると思えないほど、きれいで、しっかりしていました。

 20年余りの歳月を経て、また赤名峠にもどってくるなんて、当の本人(石碑)も全く予想していなかったことでしょう。石碑もさぞかしびっくりしているのでは?
 赤名峠を越えて銀を運んだ「助郷」の村人達の汗と涙を見てきた石碑、これからは銀山街道を通じて広がる飯南町と三次市の交流を見守っていてくださいね。









2006.6.24
移設復元した石碑を囲んで。
やったぞ〜!!

▲トップ

 

〒690-3207 島根県飯石郡飯南町頓原2084-4番地 飯南町教育委員会 TEL:0854-72-0301 FAX:0854-72-1354  記事・画像転用禁止