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飯南町だより
 ◆飯南町だより

 3月1日に会いましょう。                                                            

 今日(1月31日)は朝から雪となりました。しばらく冬型で寒い日が続くようです。

 さて、寒さが厳しくなるこの時期は、お酒の仕込が行われる季節でもあります。飯南町赤名(島根県飯石郡)にある赤名酒造でも新酒の仕込みの真っ最中と聞き、酒蔵を訪ねました。


 赤名の町通りに面した店舗(酒づくり交流館)から、階下へ続く細い階段を進んだ先に醸造所はあります。薄暗くひんやりした空間には、もうお酒ができつつあるのか、プ〜ンと甘い香りが漂っています。

 そこでは、杜氏の仁井さんをはじめ、4名の方が、手際よく作業をしていらっしゃいました。仁井さんは杜氏歴40年のベテランです。お伺いすると、ちょうど今日は、3月に行われる新酒の「蔵出しイベント」で試飲する樽を仕込んでいるとのことでした。


 大量の米を蒸す「蒸し」、蒸し米にまんべんなく麹菌を行き渡らせるために行う「きりかえし」、樽に仕込んだモロミに水と麹米を足す「水こうじ」・・・・。  
 「お酒を仕込む」〜ただ漠然としたイメージしか抱いていなかった私でしたが、今日、拝見したのはその一部だけにもかかわらず、お酒ができるまでには、たくさんの行程があるなぁ〜 と、とても感動しました。
 
 樽のモロミに掛米や麹米を足していく作業を「添」「仲」「留」の3段階に分け、だんだん増やしていく。これを3段仕込みと言い、酒づくりの基本なのだそうです。今日、仕込まれた樽は、「留」の掛米をされ、蔵出しの日へ向け、静かに発酵の旅へ出発しました。


 「蔵出しイベント」は、赤名酒造と「あかぎ高原の地酒をつくろう会」が毎年開催しているもので、新酒「赤名峠」の原酒を樽からそのまま試飲できる人気のイベントです。この「赤名峠」は、島根県農業試験場赤名分場で開発された「佐香錦」という酒米と醸造所の地下から湧き出る井戸水を使い、赤名の地で、赤名の杜氏が仕込むという「地元」にこだわったお酒なんです。
 
 このイベント、今年は3月1日(土)に開催されるとのこと。詳しいことが決まりましたら、このサイトでお知らせしますね。

 赤名酒造では、「赤名峠」のほかに、「絹乃峰」(大吟醸・純米吟醸・上選)なども造っておられます。杜氏の仁井さんと、全国で人気のお酒のことなど、お話をさせていただきました。
 「お酒の味は、いろいろ。ある意味どうにでもなるもの。でも、基本は、水ですね。この水を見てわかるでしょう。こんな水(きれいで、しかも湧水量が豊富)でないとほんとにおいしいお酒はできないんですよ。」
とおっしゃった言葉がとても印象的でした。
  
 新酒の仕込みは2月初めまで、昔ながらの手作業で続けられます。今年はどんなお酒ができるでしょう。3月1日!待ち遠しいですね。

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