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飯南町だより
 ◆飯南町だより

  日本最大級の大しめ縄                                           


 出雲大社(島根県出雲市)は来年、およそ半世紀ぶりの遷宮(本殿遷座祭)を迎えます。
 平成20年に仮殿に神様を移して以来、本殿の改修工事が行われ、境内諸施設の改修も併せて行われるなど遷宮を迎える準備が着々と進んでいます。
 
 みなさんご存知の神楽殿の大しめ縄もその一つ。今年7月9日に新しいものに取り換えられる予定となっています。


 実は、この大しめ縄、飯南町にある「頓原しめ縄クラブ」(代表:星野敏幸さん)が、神楽殿が竣工した昭和56年以来ずっと制作・架けかえをしているんです。

 

 長さ13.5メートル、重さ4〜5トンのこの しめ縄は全国最大級。1.5ヘクタールの稲ワラを使用し、800人役をかけて、およそ半年で作り上げられるのだそう。
 
 

 飯南町頓原にある工房では現在、7月9日に迫った奉納に向け、作業が進められています。
 作業は設計図にしたがって、慎重に行われます。
ブルーシートにも設計図を書き込み、寸法通りに制作します。大しめ縄は、太い部分で直径1.3メートル、長さ16メートルの紐を2本より合わせて作るのですが、写真はその1本の紐の外側の部分を編んでいるところ。








 奉納日(7月9日)の前々日の7日(もしくは前日の8日)には、2本の縄を工房から屋外に引きだし重機で撚り合わせる最後の「大仕事」が控えており、溝口島根県知事も激励に駆けつけることになっているそう。
 出雲大社へ奉納される大しめ縄ができて行く過程を見ることのできるめったにないチャンス!
 一般の方も見学可能との事ですので見に行かない手はありませんね!
 
 頓原しめ縄クラブは、出雲市にある出雲大社のほか、全国各地にある出雲大社分院、熊野大社など多くの神社の大しめ縄を手がけています。
 「神々の国しまね」〜 出雲のみならず日本の伝統を飯南町のしめ縄づくりの技術が支えています。




◆昭和56年、初めて出雲大社に大しめ縄を奉納した際の写真をお借りしました。




  余談・・・

 出雲大社から神楽殿用の大しめ縄の制作の依頼が初めてあった時、当時のメンバーはとても悩まれたそうです。これだけの大しめ縄がつくれるのか?ということはもちろんですが、一番の気がかりだったのは、どんな形のしめ縄が神楽殿にマッチするのかということ。
 やり直しのきかない大しめ縄づくり、とりわけ、出雲大神出雲大社の大しめ縄が不格好では申し訳が立たない。最終的には、デザイナーに依頼して木製のパネルに大しめ縄の絵を何種類か描いてもらい、実施に神楽殿にあててみて決めるという細心の注意を払い、作業に取りかかったのだそう。
 初めて体験する巨大なしめ縄づくり。手探り・試行錯誤の作業でしたが、昭和56年8月31日に出雲大社へ奉納された大しめ縄は、みんなが驚く日本一の立派な出来栄えとなったのでした。

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