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次期一般廃棄物処理施設整備に係る再検討
雲南市、奥出雲町、飯南町の3市町では「次期一般廃棄物処理施設整備に係る基本合意書(令和5年7月締結)」に基づき、次期一般廃棄物処理施設の整備に向けた検討を進めてきました。
次期一般廃棄物処理施設の整備に向けては、雲南圏域内にある可燃ごみ処理施設・不燃ごみ処理施設・最終処分場を集約した一体型施設としていく考えで、令和5年度には用地選定検討委員会での議論を経て、建設候補地の選定作業を進め5候補地まで絞りこみ、令和6年度には最終候補地の決定に向けたさらなる検討を行ってきました。
一方、世界的な経済の混迷を背景に賃金・物価の上昇が進む中、施設整備費用についても高騰することが予測され、財政面等でも大きな影響を及ぼすことが強く懸念されます。
このような状況の中、3市町では現在の整備構想をそのまま進めていくべきか否かを、今一度検討する必要があると判断し、3市町の議会でも本年5月に説明させていただきました。
今後は、民間廃棄物処理業者へのごみの処理委託なども含め、現在の整備構想と比較し、より効果的で経済的な手法がないかを再度模索していくこととします。
次期一般廃棄物処理に向けた環境整備は、雲南圏域にとって喫緊の課題であるとの認識のもと、最適な仕組みを一刻も早く確立できるよう、引き続き検討を進めてまいります。