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ヒトカラ受講生の声
次代の飯南町を創る人たちが集い新たな価値を生み出す舞台。交流・対話を深める中で、多様な社会課題に柔軟に対応できる考え方のプロセスを学び、実践に必要な対話力(ファシリテーション)・解釈力を身に着けていく連続講座。
受講生の声
1期生(H30年度)田邉郁也さん(飯南町役場産業振興課)
「人づくり」って何なのかを知りたくて参加しました。正直初めは不安な部分もありました。熱量の高い人たちの中で、どっちかというと熱の低い自分が本当にやっていけるのかと。でも、そういう人たちといると、自分の熱も自然と上がっていくんですね。参加してみると案外心地いい空間でした。
講師の山口さんや参加者の話を聞いて、自分にない考え方を知れたことが単純に楽しかったです。特に「たった1人を泣いて喜ばせる」という考え方。たった1人も喜ばせられないのに、10人ましてや、まちの人たちを喜ばせられないですもんね。でも講座に参加しただけじゃ力は身に付かない。結局は実践しないと。だから、いかに小さく始めるかが本当に大切だと思います。
僕は「TEAM下来島」に所属しています。自分たちが楽しみながら下来島を盛り上げるために始めた組織です。そんな自分たちの姿を、地域の子どもたちが見て一緒に盛り上がっている。まちのためではなく、いかに自分が楽しむか。
今では、楽しんでいる僕の背中を次の世代に見せることが人づくり、そしてまちづくりだと確信しています。
2期生(R1年度)岡田かおるさん((株)あゆみ)
第1期のヒトカラココカラ会議に参加して、トークフォークダンスがめちゃめちゃ楽しかったんです。安心して何でも話せる、多様性が許される。そういう場所だなぁと思いました。そしてこのまちに若い人がこんなにいるんだという発見も。
2期生として講座に参加してみると、やっぱり心地よかった。いつも真っ先喋りだす私が学んだもの、それは「聴く姿勢」でした。聴いてくれる人がいて初めて話せますもんね。いつも話を聴いてもらえる私は幸せ者だったんだと改めて気付きました。聴く姿勢が身に付くと、自分と違う価値観に出会うことが楽しくなってきて、人との出会いもだんだん増えてきました。そしたら何気ないことから話が弾んで、体が勝手に動いていたということもあったり。
いろんな価値観に出会えば出会うほど、自分一人では考えもしなかったことが起こる。これが対話の力なんですかね。行政との距離が近いのも飯南町の良いところ。
だから今はワクワクしています。楽しいところには人が集まるんです。そして人の気持ちが動く時、そこには必ず人がいる。まさにヒトカラですね。