ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 飯南町の組織 > まちづくり推進課 > 飯南町ブランドメッセージづくりプロジェクト

本文

飯南町ブランドメッセージづくりプロジェクト

ページID:0003328 更新日:2022年5月20日更新 印刷ページ表示

「飯南町ってどんな町?」。そう聞かれると、何が「飯南町らしい」のか迷うこともあるのではないでしょうか。そこで、まちの魅力や目指す姿を表した言葉「ブランドメッセージ」を町民の皆さんと作り、共通の目標に掲げてまちづくりを進めるプロジェクトを2022年2月から行いました。

自治体のブランドメッセージとは?

●自治体がどんな地域づくりを目指しているのかをわかりやすく表したフレーズ

●まちの持つ雰囲気=「らしさ」を表している

●まちでどんな暮らしが実現できるのかという理想像を表している

プロジェクトの内容

●講師・監修
東海大学文化社会学部 広報メディア学科
教授 河井孝仁 氏
●ブランドメッセージの素案をつくる全5回のプロジェクト

・自分にとっての町の魅力を考え、それを伝えるメッセージを考案しました。
・プロジェクトでは最終的に4案を作成し、住民の皆さんの投票などにより最終決定をしました。

 

これまでの取組み

第1回「わたしの飯南自慢100!」

自己紹介も兼ねて「トークフォークダンス」からスタート。2重の輪になり、与えられたテーマに沿って1対1で会話をしました。お互いの好きなこと、何を大事にしてるかなどを知ることができ、参加者の距離が一気に縮まったように思います。その後も会場のあちこちで会話が弾んでいました。

その後は、ブランドメッセージの土台となる「飯南の魅力」を付箋に書き出しました。書き出す魅力はヒト・モノ・コト・トコロ・シゴト・カコ・ミライ・ワザ・クウキ・カンヨというテーマに沿って。「改めて聞かれると魅力って難しいな」と悩みながら慎重に書き出す人、付箋が足りなくなるほど勢いよく書き出す人などさまざま。参加者同士で「それ知らない!どこにあるの?」など新たな飯南の魅力に気づく瞬間でもありました。

自己紹介もかねて輪になりトーク魅力の書き出し魅力を書き出す参加者たちの様子たくさんの付箋が並ぶ様子

第2回「このまちは誰を幸せにできるのか?」

河井孝仁教授を講師に迎え、グループごとにブランドメッセージの土台をつくりました。
この日のグループワークは「架空の人物(ペルソナ)をグループごとに設定し、その人が飯南町で挫折も経験しながら、夢や野望を実現する物語を考える」というもの。皆さん悩まれるかなと思いきや、どの班もあっという間に物語が完成しました。
自分の人生を重ねて考えるグループ、波乱万丈にしようと様々なハプニングをしかけるグループなど、それぞれのグループで賑やかな声が聞こえてきました。参加者の皆さんの想像力の豊かさにびっくりでした。

グループワークグループワークの様子の画像机の上に並べた付箋の画像ペルソナの様子

第3回「飯南に暮らす、あの人の物語」

各グループで作った物語を参加者全員で共有。ポスターセッション形式で、ひとりずつ自分の班で作った物語を紹介しました。自分の言葉で飯南町の魅力を交えながら、それぞれの人生を語る参加者の皆さん。「こんなに頑張っているからハッピーエンドにしてあげたい」「私も同じような経験があるから共感する」など皆さん架空の人物の人生に想いを馳せていました。

物語を共有した後は次のグループワークへ。物語の主人公になりきり、未来の主人公から過去の主人公へ手紙を書くという作業でした。どのグループも悩みながら1通の手紙を書き上げました。この「手紙」を土台として、ブランドメッセージが生まれます。

河井教授の様子共有の様子ペルソナの人生を発表する様子グループワークの様子

第4回「いいなんツアー」

第1~3回までのプロジェクトで、参加者が「飯南の魅力」として挙げた場所や人を訪問する「いいなんツアー」に出かけました。
ツアーの解説役は活弁士でもある、赤名公民館 景山主事さん。軽快なトークに出発から車内は盛り上がりました。
まずは谷笑楽校からスタート。谷地区の地域づくりや廃校活用のお話を聞き、館内を探検しました。ここで約90年前に撮影された飯南町の映像を景山さんの解説付きで鑑賞。活気あふれるまちの様子や、古くからの風習について知ることができました。
続いて来島地区に新たにオープンする「cafe&gallery鐘や」、由来八幡宮、ラムネ銀泉の源泉、お大師桜、頓原の町並みなどをめぐりました。

立ち寄った先やバスの車内では景山さんが知る人ぞ知る歴史話や逸話をお話しくださり、参加者からは驚きの声が上がっていました。また、新たな挑戦をはじめている方や、古くからの歴史や文化を守り、未来へ伝えようと活動されている方など、地域の方にも出会い、お話を聞くことができました。
「普段は通り過ぎる場所だったけど、行ってみるとおもしろかった」「こんなにおもしろい逸話がたくさんあるなんて初めて知った。まちの見え方が変わった」と参加者からも嬉しい感想もいただきました。
今回のツアーで改めて知ったまちの持つ力や魅力を込めて、次回のプロジェクトではブランドメッセージの言葉づくりを行いました。

★参加者が撮影した写真はインスタグラム「#まちマジいいなん」で検索できます。​
バス車内の様子谷笑楽校でお話を聞く様子鐘やでお話を聞く様子まちあるきの様子
由来八幡宮を探索景山さん解説の様子写真を撮る参加者の様子お大師桜の写真

第5回「この想い、伝えるためのメッセージ」

第1~4回目までの取り組みを参考に、「ブランドメッセージ」の土台となるフレーズづくりをしました。
グループで作成した「手紙」を並べ、その中から気になった言葉や、特に伝えたい思いを抜き出します。それらを組み合わせることでブランドメッセージの土台となるフレーズができあがりますが、その作業がとても難しい。どのグループもはじめは悩みながらのスタートでした。しかし、参加者同士で「将来はこんなまちにしていきたいよね」「わたしはこれが好きでUターンしたんです」など話しをするうちに、少しずつフレーズの形ができあがりました。
何気ない日常の魅力、未来に向かいまちをつくるという決意など参加者の思いが込められたフレーズが完成しました。
これから、このフレーズをコピーライターの方にブラッシュアップしてもらい、ブランドメッセージ案が完成しました。
講師の河井先生の話ワークショップの様子フレーズを出す様子フレーズ出しの様子