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令和7年第3回飯南町議会定例会行政報告

ページID:0009728 更新日:2025年6月3日更新 印刷ページ表示

町長行政報告及び提案理由説明要旨

 本日飯南町議会が開会し、町長が次のとおり行政報告を行いました。

 令和7年第3回飯南町議会定例会町長行政報告及び提案理由説明要旨 [PDFファイル/601KB]

 本日、令和7年第3回飯南町議会定例会を招集いたしまして、開会の運びとなりましたことを、はじめにあたりお礼申し上げます。
 提案いたしました諸議案の説明に先立ちまして、諸般の事項についてご報告申し上げます。

【はじめに】

 はじめに、4月1日に国土交通省から「国道54号赤名トンネル改修」が、令和7年度新規事業として予算化されたとの発表がありました。
 老朽化の進む赤名トンネルの改修につきましては、本町として幾度となく要望をしてきた中で、昨年1月に沿線の三次市、松江市、雲南市の賛同を得て、国道54号(三次~松江間)改良促進期成同盟会を設立しました。その後、4市町が一緒になって精力的に要望活動を継続して行う中で、事業化が実現したものであります。
 今年度は、夏以降に現地の調査及び設計がなされることとなっており、本町としましても、長年の悲願を達成するため国及び地元住民との調整を図り、事業の進捗に協力をしてまいります。

【物価高に対する国の支援対策】

 次に、物価高に対する国の支援対策についてであります。
 昨年度は、6月からの「定額減税」、8月からは定額減税しきれない額を給付する「調整給付金」の給付を行いました。それぞれの算定に用いた推計所得税額は、令和5年分所得税額を基準にしたものでしたが、このたび、令和6年分の所得税額等が確定いたしました。
 これに伴う算定により、本来給付すべき額と給付済みの調整給付額の間で不足が生じる方に対し、その差額を「不足額給付」として給付するための準備を進めています。
総額では、2千6百万円となる見込みであり、対象者に来月中旬から順次通知する予定であります。

 

 それでは、今年度からスタートしました第3次飯南町総合振興計画の政策分野にもとづき、主要な施策について申し上げます。

1.「創造力のある未来の人づくり」  子育て・教育・文化

 最初に、「創造力のある未来の人づくり」子育て・教育・文化についてであります。

【飯南町教育環境基本計画】

 はじめに、飯南町教育環境基本計画についてであります。
 今後の小中学校のあり方について方向性を定める飯南町教育環境基本計画につきましては、2月に素案をお示ししましたが、3月議会定例会において、その内容や進め方について様々なご意見があり、議会において教育環境基本計画検討特別委員会が設置され、また計画の策定及び改廃については、議決案件とする条例が制定されました。
 現在、議会特別委員会において計画の内容について審査が行われておりますが、私としましては、この計画が議決案件となったことを重く受け止めております。
 議会特別委員会における審査意見を踏まえて議会と十分な協議を行いたいと考えており、計画の見直しや今後の説明会の進め方などについて再検討するため、本定例会の補正予算に所要額を計上しております。

【魅力ある教育の推進】

 次に、魅力ある教育の推進についてであります。
 頓原中学校におきましては、この度「令和7年度リーディングDXスクール事業」の認定校となりました。これは、GIGAスクール構想の全国的な普及を目的として、一人1台タブレット端末を活用した効果的な授業を実践している学校に対し、国が認定するものであります。
 認定校は、国が派遣する「学校DX戦略アドバイザー」の指導を受けることが可能となることから、頓原中学校の取組を町内の小中学校に広げることで、本町の進める教育の情報化を加速させることができるものと期待しております。
 また、島根県が今年度より実施する「LD(学習障がい)のある子どもの多様な学び推進事業」の指定を受け、通常の学級に在籍する、学びにくさのある小学校児童の教育的ニーズに応じた支援体制の充実を図ります。
 この事業により、県のLD支援アドバイザーの指導助言や研修への参加など、個々の状況に応じた学びのサポートにつなげてまいります。
 飯南高校におきましては、3月末に開催された、鳥取大学医学部付属病院及びBSS山陰放送が主催する「第6回発明楽コンテスト」において、飯南高校の生徒が「発明楽大賞」を受賞し、生徒たちの考案した「定植器で農家を救え!メロン用定植器」が特許出願されるという快挙を果たしました。
 これは、本町の教育の柱である保小中高一貫教育、また、生命地域教育で育まれた課題解決力や発信力の成果であり、大変うれしく思っています。
 ​このように保小中高一貫教育、教育の情報化、多様な教育ニーズへの対応など、飯南町ならではの魅力ある教育を、より一層推進してまいります。

【みらい人材育成事業】

 次に、みらい人材育成事業についてであります。
 先月29日から30日にかけて、本町の児童生徒と島根大学に短期留学しているアメリカのミシガン州立大学の留学生が、交流事業を行いました。
 当日は飯南高校、赤来中学校、来島小学校の子どもたちが外国語活動やICT授業の体験を行い、一緒に学校給食をいただき、教室の掃除をするなど、留学生との交流を深めることができました。
​ また、留学生には、しめ縄や森林セラピー体験で本町の魅力も感じていただき、こうした交流事業をきっかけとして、本町の子どもたちが異文化や多様性を肌で感じ、視野の広い人材の育成につながることを期待しております。

【飯南高校の魅力化】

 次に、飯南高校の魅力化についてであります。
 昨年度は、今まで案内等を行っていなかった三次市等の近隣市町の中学校に出向いて、生徒募集を行い、例年より早い段階での学校説明会を開催するなど、新たな取組も実施いたしました。
 その結果、今年度の入学生は63名となり、そのうち県外からの入学生は11名でした。
 これにより、全校生徒数は166名で、町内生69名に対して町外生97名、町外生の内訳は県外21名、県内76名となりました。
 今年度は、高校2年生の1年間に限定した留学制度である「地域高2留学」への参画により飯南高校の更なる魅力化を図りたいと考えていますが、高校と地域・社会・行政との連携により、安定的な生徒数の確保に向け、しっかりと取り組んでまいります。

2.「誇れる産業と仕事づくり」 産業振興

 次に、「誇れる産業と仕事づくり」産業振興についてであります。

【水田農業の振興】

 はじめに、水田農業の振興についてであります。
 水稲につきましては、政府が備蓄米の放出方式を「出荷業者による入札」から「随意契約による小売業者への直接販売」に転換しました。全国的には、先月31日に複数の小売店で5キロ2千円程度での店頭販売が開始され、各店舗には購入希望者で長蛇の列ができ、短時間で売り切れる状況であったようです。
 このような動きは、消費者にとってはうれしい反面、一方で生産者にとっては、肥料代や燃料代の高騰が続く中、生産コストに見合った米価の維持が必要です。
 JAしまねでは、令和7年産米の概算金の最低保証額を、コシヒカリ1等60キロ当たり2万1千円とされました。令和6年産米の概算金より4千2百円高く、2万円越えは31年ぶりとなりました。
​ コストに見合った適正な価格を早期に提示されたことで、確実な集荷に繋がることを期待し、併せて農業者が継続して米作りを行っていただけるものと思っております。

【園芸の振興】

 次に、園芸の振興についてであります。
 園芸につきましては、今年2月の雪害でハウスの倒壊が6棟ありました。そのうち1棟は復旧を希望されていることから、農業者の生産活動が早期に再開されるよう支援してまいります。
この復旧事業につきましては、県の補助金を活用するため、本定例会の補正予算に所要額を計上しております。

【ぼたん祭】

 次に、ぼたん祭についてであります。
 先月3日から11日までの期間、赤名観光ぼたん園を中心に、第50回飯南町ぼたん祭が開催され、赤や白、ピンク、黄色と色とりどりに咲き誇る大輪のぼたんを観賞しようと多くの方が来場されました。
 先月11日のメインイベント当日には花も満開の状態となり、町内県内はもとより県外ナンバーの車も多く見受けられるなど、約6,000人の人出となりました。第50回の記念として、紅白餅の餅まきからスタートし、よさこいの踊りやメインステージでの催し、地元のうまいものコーナーや体験コーナー、除雪車や自衛隊車輌の試乗体験などで大変盛り上がり、お越しいただいた方に春の飯南町の魅力を楽しんでいただけたことと思います。

大しめ縄田植え行事

 次に、大しめ縄田植え行事についてであります。
 先月22日、頓原地区上区の水田において、しめ縄の材料となる「赤穂もち」の田植え行事が行われました。
 この行事は、来年夏に8年ぶりとなる架け替えが予定されている出雲大社神楽殿の大しめ縄の製作に向けて行われたもので、当日は、丸山達也島根県知事、出雲大社宮司代理、出雲大社教管長代理、出雲大社禰宜 喜和田公二様などを来賓にお迎えいたしました。
​ 大しめ縄用の稲は、約1.5ヘクタール分の作付けが必要で、お盆頃、稲穂が登熟する前に刈り取りが行われる予定であります。

【志津見ダム周辺地域の活性化対策】

 次に、志津見ダム周辺地域の活性化対策についてであります。
 志津見ダムを活用した取組の一つである「ダム貯蔵酒」につきましては、昨年度から松江市の李白酒造有限会社が製造された日本酒を貯蔵し、販売しており、今年度も4月に日本酒の搬入が行われております。
 志津見ダムとその周辺地域につきましては、今年度に町が国から占用許可を受け、広く一般の方にも使用いただけるようになり、ダムの堤体内では、日本酒以外にサツマイモの保存にも活用いただいております。
 この取組を通じて、地域資源を活用した様々な事業が促進され、地域の活性化に繋がることを期待しております。
 「ポピー祭」につきましては、今月8日、東三瓶フラワーバレーにおいて開催いたします。
​ 昨年度は約5千5百人の来場者があったことから、今回も多くの方に来場いただけると期待しております。

【ふるさと応援寄附金】

 次に、ふるさと応援寄附金についてであります。
 昨年度の寄附額は、1億5千1百万円余であり、過去4番目の寄附額となりました。寄附いただきました皆様に深く感謝申し上げます。
 今後も「関係人口」と言われる飯南町ファンや出身者などに対する情報発信の強化に努めるとともに、多くの方に賛同いただけるような魅力ある施策への活用に努めてまいります。

3.「誰もが健やかな暮らしづくり」 保健・医療・介護・福祉

 次に、「誰もが健やかな暮らしづくり」保健・医療・介護・福祉についてであります。

【予防接種】

 はじめに、予防接種についてであります。
 帯状疱疹ワクチンの予防接種対象者には4月上旬に、肺炎球菌ワクチンの予防接種対象者には先月末までに接種のご案内を通知しております。
 新型コロナワクチンの予防接種につきましては、今年度からは国の補助が無いことが確定し、自己負担額について検討した結果、6千円の自己負担で対応することといたしました。
​ 今月中に接種予約方法の変更について周知し、8月に予診票を配布する予定としております。

【認知症対策】

 次に、認知症対策についてであります。
 難聴により社会的孤独が進むことが学術的に示されており、補聴器を使用することによって社会性が改善され、認知症の予防や抑制に有効であるため、今年度から65歳以上の中等度難聴者を対象に、補聴器購入費用の一部助成を行っています。
​ こうした認知症対策を進めることで、住み慣れた地域で互いに支え合い安心して暮らせる飯南町を目指します。

【特別養護老人ホーム(介護事業)統合に向けた支援】

 次に、特別養護老人ホーム(介護事業)統合に向けた支援についてであります。
 特別養護老人ホームの統合につきましては、飯南町社会福祉協議会及び友愛会の両法人による住民説明会が4月上旬に開催され、令和9年秋頃に新たな特別養護老人ホームの整備を目指して、両法人と連携し、検討を進めているところであります。
 建設予定地につきましては、両法人の意向や高齢者福祉基本計画に定める「医療機関に近い地域」と言う観点を踏まえ、飯南病院近くの土地を候補地として、必要な手続きを進めております。
 今後、造成測量設計及び用地買収、敷地造成工事を行うため、本定例会の補正予算に所要額を計上しております。

【久美浜病院との姉妹病院協定10周年記念】

 次に、久美浜病院との姉妹病院協定10周年記念についてであります。
 京都府京丹後市にあります久美浜病院につきましては、飯南病院と姉妹病院協定を締結しており、今年で10周年という節目を迎えました。
 先月17日には、京丹後市内で記念式典が行われましたが、両病院におけるこれまでの着実な取組と、日々現場で尽力されている関係者の努力、そして、地域医療の理想的な形の一つとして体現してきたという証を、改めて感じたところであります。
 この10年の歩みを礎として、今後も両病院が互いに刺激し合い、高め合いながら、地域医療、地域包括医療・ケアのさらなる充実に向けた取組を進めてまいります。

【地域医療の維持・充実】

 次に、地域医療の維持・充実についてであります。
 医師の体制につきましては、3月末をもって原田愛子先生と馬渕寛也先生が退任されましたが、4月からは、新たに副院長として黒谷一志先生、医療技術部長として倉橋清衛先生に、島根県からの派遣として着任いただいたところであります。
 お二人とも豊富な経験をお持ちでいらっしゃいますので、すでに職場に馴染み、日々ご活躍いただいております。今後、お二人の経験や技術を活かし、病院事業、さらには地域医療、地域包括医療・ケア全体の質がさらに向上することを期待しています。

【夜勤看護師の不足に対する看護師派遣の受け入れ】

 次に、夜勤看護師の不足に対する看護師派遣の受け入れについてであります。
 現在、飯南病院では産休・育休・病気療養等により、看護師の人員補充が必要な状況となっております。中でも夜勤体制に対応できる看護師が不足していることから、新たな看護師確保策として、民間の看護師派遣会社から看護師を受け入れることといたしました。
 安定した医療提供を維持し、早急に派遣看護師を配置するために、本定例会の補正予算に所要額を計上しております。

【病院正面玄関周辺の整備】

 次に、病院正面玄関周辺の整備についてであります。
 飯南病院の玄関につきましては、これまで使用しております回転ドアを通常の自動ドアへ変更する工事を実施したいと考えております。
 これまで回転ドアにつきましては、「通りづらい」「使いにくい」といったご意見も寄せられておりましたが、その一方で、空調の効率化という観点では一定の効果が認められております。しかしながら、現在、回転ドアのメンテナンスを安定的に受けることが困難な状況となっており、安定稼働と利便性を優先し、通常の自動ドアへの改修を決定したところであります。
​ 併せて、屋根付き通路の延長整備及び身障者用駐車場屋根の増設も行い、雨天時にも利用しやすい環境づくりを進めたいと考えていることから、本定例会の補正予算に所要額を計上しております。

4.「安心して暮らせる環境づくり」 定住・生活・防災・自然環境

 次に、「安心して暮らせる環境づくり」定住・生活・防災・自然環境についてであります。

【上町団地の整備】

 はじめに、上町団地の整備についてであります。
 昨年度、頓原連坦地内に整備をしました単身用6戸建て2棟の上町団地につきましては、全室の入居者が決定いたしました。
 いずれも今年度から町内で新たに就労される方々であり、所期の目的が達成され嬉しく思っています。
 ​このように新規就労者向けの住宅整備につきましては、確実に需要があることから、今後の整備についても検討していかなければならないと思っております。

【戸籍における氏名の振り仮名対応】

 次に、戸籍における氏名の振り仮名対応についてであります。
 先月26日に施行された戸籍法の改正により、戸籍の氏名に振り仮名が記載されることとなりました。これに伴い、本籍地の市区町村から、戸籍に記載される予定の振り仮名が、戸籍の筆頭者に通知されます。
​ 発送時期は市区町村によって異なりますが、本町では8月から順次発送するよう準備を進めています。町民の皆様には、通知が届き次第、速やかにご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。

【防災訓練の実施】

 次に、防災訓練の実施についてであります。
 今月1日、飯南町防災訓練を2年ぶりに実施いたしました。
 訓練では、「大雨・洪水・土砂災害」を想定し、災害対策本部の情報伝達訓練、避難及び避難誘導訓練、避難所開設訓練などを実施し、訓練後はそれぞれの避難所において、防災についての話し合いをしていただきました。
 また、防災訓練に併せ、消防団による町内6箇所での消火栓の通水確認も実施されました。
 ​今後、訓練で出た課題を検証するとともに、引き続き町民の皆様と行政、関係機関が一体となった防災体制を整えることにより、安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。

【指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)】

 次に、指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)についてであります。
 熱中症対策の強化として、冷房施設を備えるなど一定の要件を満たす施設を「クーリングシェルター」として指定できることとなっています。
 本町では、これまで7施設を指定しておりましたが、この度、新たに町内5箇所の郵便局をクーリングシェルターとして指定し、併せて12施設となりました。
​ 今年の夏は、平年より気温が高くなると予想されています。水分補給に心がけ、エアコンや扇風機を使用した涼しい場所やクーリングシェルターで過ごすなど、お気をつけてお過ごしいただきたいと思っております。

【赤名川改修事業】

 次に、赤名川改修事業についてであります。
 赤名川改修事業につきましては、県により鋭意工事を進めていただいておりますが、現在実施されていた市場橋の架け替え工事が先月完了いたしました。今回、部分的に共用された形となりましたが、橋の完成を祝して先月23日、赤名保育所園児と渡り初めを行いました。
 これにより残る工事は市場橋下流の瀬渕堰と護岸改修となり、令和9年度中にすべての事業が完了する見込みであります。
 ​河川の拡幅箇所はおおむね完了したことから、出水期を迎えるにあたって、効果を実感できるものと思っています。

【雲南県域ごみ処理施設の整備】

 次に、雲南圏域ごみ処理施設の整備についてであります。
 雲南市、奥出雲町、飯南町の3市町で進めています次期一般廃棄物処理施設整備につきましては、可燃物処理施設、不燃物処理施設及び最終処分場を一体的に整備することとし、建設候補地の検討を進めてまいりました。
 一方で、近年の賃金・資材の高騰に伴い、建設費用の高騰も進んでいる現状があります。次期一般廃棄物処理施設の建設費用についても、あくまで概算ではありますが、基本構想策定時に120億円程度としていたものが、180億円以上にまで膨れ上がる試算となっています。
 このような状況の中、去る4月25日に雲南市長、奥出雲町長とも協議し、「20年、30年先の雲南圏域の持続可能な未来を見据えた際に、現行の構想に従って施設整備を進めることが適切なのか」という提案もあり、改めて検討することもやむを得ないと考えたところです。
 一般廃棄物の処理につきましては、自治体の責務としてしっかり対応する必要があります。今後においては、従来通りの施設整備ありきの考えのみに捕らわれず、様々な方法を、柔軟な思考で今一度模索し、最適な仕組みを選択したいと考えております。

5.「協働で進めるまちづくり」 自治・行政運営

 次に、「協働で進めるまちづくり」自治・行政運営についてであります。

【令和7年春の叙勲】

 はじめに、令和7年春の叙勲についてであります。
 春の叙勲につきましては、受章者が発表され、本町からは上来島の澤田秀樹さんが、49年間にわたる消防団活動と消防団長としての功績により、「瑞宝双光章」の栄に浴されました。
 これまでのご功労にあらためて敬意を表するとともに、今後、より一層のご活躍をお祈り申し上げます。

【令和7年度一般会計補正予算】

 次に、令和7年度一般会計補正予算についてであります。
 今回の補正は、特別養護老人ホーム統合に向けた、造成測量設計、用地取得、及び敷地造成工事の実施に1億4千4百万円余、物価高騰対策として実施した調整給付金の不足額給付に2千6百万円余、新型コロナワクチン接種助成に6百万円余、申請数増に伴う定住対策補助金に3百万円など、総額1億8千5百万円余を計上しております。

 

 今回提案いたします議案等は、令和6年度繰越明許費など報告案件5件、専決処分の承認を要する案件3件、条例廃止、財産の取得など議決を要する案件7件、令和7年度飯南町一般会計補正予算(第1号)など、予算案件6件であります。

 

 以上、ご報告申し上げましたが、提出案件の詳細につきましては、後ほど担当課長に説明させることといたします。
 何とぞ慎重にご審議の上、適切なご議決を賜りますようお願い申し上げます。

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