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町指定文化財解説(3)

ページID:0005369 更新日:2022年10月1日更新 印刷ページ表示

町指定文化財

銀杏と杉の連理

 この銀杏と杉の連理は赤穴八幡宮にあります。銀杏の古木の枝が地上10メートルのところで隣に立つ杉の主幹を貫いています。異種同志の連理は大変珍しく町の天然記念物に指定されています。
 銀杏の古木は樹高約30メートル、樹齢400年。

  • 区分:天然記念物
  • 指定年月日:平成6年3月1日
  • 所在地:上赤名

銀杏と杉の連理​銀杏(左)の枝が杉(右)の幹を貫いています

祝原のサクラ

 飯南町下来島の来島ダムに神戸川が注ぐあたりの小高い丘にあるエドヒガン桜で祝原の桜と呼んでいます。樹高約15メートル、幹周り5メートル、樹齢は300年から400年といわれ、県内でも屈指の桜の銘木です。
 開花は4月上旬ごろで、四方に広がった枝にたくさんの花をつけ、人々を楽しませています。

  • 区分:天然記念物
  • 指定年月日:平成6年3月1日
  • 所在地:下来島

祝原さくら

塩谷のカツラ

 飯南町谷の塩谷御崎室に自生するカツラの古木で町内でも際立って巨大なものです。水分を好むとされるカツラの木の特徴通り塩谷川の川床付近に生育し、大小14本の支幹からなっています。全体の幹周りは13メートル、樹高は約15メートル枝張東西22メートル、南北19メートルを測ります。
 現在は神木としても祀られています。

  • 区分:天然記念物
  • 指定年月日:平成6年3月1日
  • 所在地:谷

塩谷カツラ

五明田遺跡縄文土器

 五明田遺跡は飯南町八神に所在します。この遺跡で平成2年及び平成3年発掘調査の発掘調査によって出土した縄文土器が町の考古資料として指定を受けています。
 出土した土器は、およそ4000年前の縄文時代後期前葉に属するものがほとんどで、「中津式」「福田K2式」に分類される磨消縄文土器が多数出土しています。この時期の土器が遺構からまとまって出土する例は全国的にも珍しく、縄文時代の土器編年や山陽・瀬戸内地域との交流を考える上で貴重な資料となっています。

  • 区分:考古資料
  • 指定年月日:平成8年1月12日
  • 所在地:頓原・八神

五明田 

出土した縄文土器たくさんの土器が

完形に復元されています。

 

五明田2

磨消縄文土器

土器の外面に縄文を施した後、へら状の工具を使って沈線の文様を描いて区画し、その区画外の部分を磨り消したもの。
大きな波状の縁を持つ深鉢型の土器も多く出土しました。

 

五明田3

赤色顔料が施された縄文土器

土器の表面に赤色顔料が施されていました。お祭りなどの特別な場合に使用したと考えられています。

奥畑のナツツバキ

 飯南町奥畑の大万木山山麓に自生し、幹は地上1メートルのところから二つに分かれています。樹高約20メートル、幹周り約2メートルの大木です。町内のナツツバキの中でも特に大きく、町の天然記念物に指定されました。

  • 区分:天然記念物
  • 指定年月日:平成8年1月12日
  • 所在地:頓原

都加賀のマユミ

 このマユミは、根元から先端までの長さは約8メートル、樹高は約6メートル、幹周りは約1.8メートルを測ります。マユミは一般的に全国各地の山野に育つ落葉樹の低木で、これほどの大木となるのは珍しいとされています。

  • 区分:天然記念物
  • 指定年月日:平成8年1月12日
  • 所在地:都加賀

中原古墳

  中原古墳は飯南町八神に所在します。平成8年に発掘調査が行われ全長5.2メートル、最大幅1.35メートル、高さ1.5メートルの横穴式石室が確認されました。また、墳丘などで須恵器の杯蓋や高杯などが出土しています。出土した須恵器から古墳の築造は7世紀前半ごろと考えられ、直径はおよそ12メートルの円墳だったと推測されています。
 発掘調査後、石室は解体されることなく、墳丘を復元し埋め戻されました。
 神戸川流域に残る村落首長墓として、また、古墳時代後期の様子を知る上で貴重であることから町の史跡に指定されました。

  • 区分:史跡
  • 指定年月日:平成13年8月27日
  • 所在地:頓原・八神